涙と聞くと感情に伴い出るものという意識がありますが、
実は起きている時はいつでも涙を分泌しています。
そして,涙は知らず知らずのうちに鼻の方へ流れていきます。
(寝ているときは,涙はほとんど出ません)。
一日の涙の量はおとなで0.6~1cc,子どもで約1.35CCと言われており、
一年間,涙をためたとしても,ジュース一本より少し多いくらいの220ccくらいしかたまりません。
しかし,泣いたときはもっと多くなります。
涙は鼻の方へ流すだけでは追いつかなくなり,目からポロポロと溢れ出てしまいます。
ちなみに、この一粒の涙の量は約0.2ccといわれています。
また、この泣いた時の涙にも種類があり、
嬉しい時,悲しい時は副交感神経が働き,薄い水っぽい涙が出ます。
悔しい時や腹が立つ時は交換神経が働き,塩からく、しょっぱい涙が出ます。
又、あくびをしても涙が出ますが、これはあくびをする事で顔の筋肉が働いて,
涙の袋を押さえつけ袋にたまっていた涙が逆流し、涙が目からあふれてこぼれ落ちてしまう為です。
何回もあくびをすると,袋の中の涙はからっぽになってしまい、
そのために,何度もあくびをすると涙が出なくなります。くしゃみや嘔吐の場合も同じ理由で涙が出ます。
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