一般に、男性と女性では、女性の方が泣きやすく、
涙を多く流す傾向にあるようです
「涙は女の武器」や「女の涙に男は弱い」という言葉があるのは、
やはり男性より女性の方がよく泣くことから生まれてきたのだと思います。
では、どうして女性がよく涙を流すのでしょうか?
「女性の方が感受性が豊か」だからでしょうか?
あるいは「男は『泣くな!』と教育されて育つ」からでしょうか?
そういったことも理由としてあげられるかもしれませんが、
それより涙に含まれる成分(プロラクチン)が
大きく関係しているという学説があるのです。
目の涙腺にあるプロラクチンというホルモンは、
乳腺の発達や乳汁分泌を促す、女性ホルモンのひとつで
これが涙腺にもあることが
近年の研究でわかってきたそうです。
もともと、プロラクチンは男女のどちらにもあるのですが、
成長期をむかえる頃から、女性はプロラクチンは増えていき、
男性の約1.5倍にまでなるのです。
このホルモンの作用で、女性は涙腺が刺激されやすく、
涙もろくなっているのではないか?と考えられているそうです。
体のメカニズムが違うことで、生理的な傾向も
変わってくるのですから、人間の身体というのは不思議なものですね。
でも、ホルモンのせいだと言われたとしても、
男性はやはり、女性の涙には弱いのではないでしょうか
これは、時代が移ろっても変わらないような気がします。
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