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虹彩認識

「虹彩」は、目の瞳孔のまわりにある色のついた部分です。
この「虹彩」をよく見てみると、こまかい模様がついていて、そのパターンは人それぞれ、まったく違っています。
なんと、一卵性双生児であっても、「虹彩」のパターンは違うのだそうです。
その特異性は、よく知られる「指紋」よりかなり高いと言われています。
そして、この特性を利用して、個人を識別する「生体認証」に目の「虹彩」を使う技術が開発されているわけです。
ここまで書くと、こう言い出す人がいるかもしれません。
「ああ、知ってる。映画で見たことがある。顔を装置に近づけたら、目に光があたって、それで鍵が開いたりするやつだろ」
いいえ、違います。それは「網膜スキャン」まったく違う技術なんですよ。
「網膜スキャン」は、目の奥にある網膜の血管のパターンを調べて個人を識別するもので、やはり正確性は高いのですが、いちいち装置に顔を近づけて、目に光を当てなければならないのが、大きな欠点になっています。

それに対して「虹彩認識」は、数メートルほど離れた場所からでも、カメラを見るだけで「認証」が可能な技術です。登録した虹彩画像と、本人の虹彩を瞬時に比較し、本人かどうかを判断するわけです。眼鏡をかけていたり、コンタクトレンズをしていても、その認識能力はほとんど落ちないそうですから、便利ですよね。
すでに実用化も進んでいます。オランダやイギリスでは、虹彩認識をつかった出入国手続きが空港で行われています。
将来的には、パスポート無しで出入国ができる時代になるのではないかという人もいるぐらいなんです。

どこの空港でも、ちらりとカメラを見るだけで、そのまますっと海外へ出かけていける⋯。そんな時代が来るのは、そう遠くない未来なのかもしれませんよ
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