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コンタクトの注意点

年々、使用者が増えている使い捨てタイプのコンタクトレンズは、
ケアが簡単で便利になった一方で、目のトラブルも絶えないと聞きます。
私も友人から、『使用期間よりも長く使用していたら目がゴロゴロする…』
という話をよく耳にしていました。


使用期間を越えて使うとどのようなトラブルが起こるのでしょうか。


○1日タイプのレンズは、こすり洗いが出来ない薄さ…

コンタクトレンズは、それぞれ決められた期間に耐えられる薄さで出来ています。
装着する、外すを繰り返すうちに品質が劣化し、酸素透過性や保湿機能が落ちます。
その結果、目に傷が付き易い、見えにくいということが起こります。
1日使い捨てタイプは、一度外した後に再度装着することを想定して作られていません。
ペラペラの薄さで破れやすく、こすり洗いには耐えられません。
こすり洗いをせずに、保存液にだけつけて翌日また使う人もいますが、
汚れたレンズを目に入れることになり、感染症の原因となります。

感染症の症状としては、充血や目やに、まぶしさや目の痛みなどです。
緑膿菌(自然環境中に存在する代表的な常在菌の一種)や
アカントアメーバ(アメーバの一種で土壌に住む微生物。一部の種が感染性を持つ)
に感染すると重症化します。

特に緑膿菌は進行速度が早く、角膜に穴が開くことも珍しくありません。
アカントアメーバは、ほとんどの場合、感染が治まった後も角膜に濁りが残り、
目が見えづらくなります。最悪の場合は失明することもあります。


○外さずに使用期間を越えたら…

レンズを装着している角膜には、空気中や涙から酸素が供給されています。
睡眠など長時間まぶたを閉じると酸素が角膜に供給されないため、
酸素不足によって角膜のトラブルが起こる可能性が高まります。


○『今まで大丈夫だったのに』が危険を招く…

今日、問題が起こらなかったとしても、明日も起こらないとは限りません。
2週間タイプや1カ月タイプを1日延長して使ったとしても、
トラブルが起こることは少ないようです。
しかし、一度使用上の注意を守らなかった人はやがて、2日、3日と期間が
延びて常習化する傾向があります。コンタクトレンズのトラブルのほとんどは、
使用上の注意を守らない無理な使用をしている場合です。


「自分は大丈夫」と考えがちですが、起こってしまってからでは手遅れです。
必ず使用期間を守って正しい使い方をしましょう。
また、もし目に強い痛みや異常を感じた場合は、すぐにレンズの使用を中止して
眼科を受診するようにしてください。
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