電車やレストランで、スマホの画面を食い入るように見つめる子どもの姿を目にしたことはありませんか?
多くの子どもはスマホやPC、ゲーム機が大好きです。それが目に良くないことは十分理解していても、「少しの間だけ静かにしてほしい」という時、子どもにスマホを与えてしまう保護者の気持ちはよくわかります。スマホを与えている限り、子どもたちは驚くほどおとなしく過ごしてくれるからです。
そんな中、小学生の視力低下が深刻な問題となっています。2014年に文部科学省が発表した「学校保健統計調査」によると、
小学生の5人に1人は裸眼視力が0.7未満であり、
メガネをかけないと授業に支障をきたすといわれる視力0.3未満の割合が、30年前と比べ2倍以上に増加していることわかりました。
スマホ、DSやPSPなど手持ちゲーム機は、テレビと比べ目との距離が近く、画面も色鮮やかだったり、特にゲーム画面は動きが速いのも特徴的です。その分子どもは熱中しやすく、まばたきが減ってしまうことでドライアイの原因にもなると言われています。熱中しやすいということはあっという間に1時間経ってしまったりと目を酷使する時間が長くなってしまうのが容易に想像できますね。これら全てが視力低下の要因に当てはまるのです。
しかし、現代社会においてスマホやPC、ゲーム機に一切触れさせないと言う生活はなかなか難しいのが現状です。
子どもの目を少しでも守るために、親として子どもが使用する前にあらかじめルールを決めることが大切です。①スマホとの距離は30㎝以上離すようにする。既に近視が始まっているお子様でも近くの距離は比較的見やすいはずです。近づきすぎないように注意しましょう。
②1回の使用時間は30分程度とし、15分に1度目を休ませるようにする。目を休めるおススメの方法として、5M以上離れたところにあるカレンダーや時計のぼやける文字をじっと見つめ、少しでもはっきり見えてくるまで見続けましょう。この時、目を細めたり逆に見開きすぎないよう自然な目つきで見つめることが重要です。
また、窓の外の景色を見て気分転換することも有効です。大事なのは今まで至近距離で見ていた事で目の筋肉が固まってしまっていた分を遠くを見ることで目の筋肉をほぐしてあげることなのです。2~3分続けるだけでだいぶ目の筋肉がほぐれてきます!
③毎日ではなく、2,3日に1回にするなどなるべく目を使う時間を少なくする。たとえば、その日楽しみにしているテレビ番組があったとします。そういう日はなるべくスマホやゲームの時間はお休みしましょう。目を使う時間は少ないに越したことはないのです。
④背中が丸くならず、首をまっすぐ正面から見るように正しい姿勢も大事です。首が前のめりになると視神経を圧迫して疲れやすくなります。また、寝っ転がりながらの姿勢は絶対にやめましょう。見づらさ関係なく目が近づいてしまう原因になってしまいます。
以上の事を踏まえ、
今一度お子様とスマホやゲームの使い方について話し合ってみましょう。とはいえ、子どもは楽しいものに貪欲です。それまでスマホやゲーム機を好きなだけ与えた後、ある日突然ルールを押しつけても、簡単に受け入れることはできないでしょう。出来れば、熱中する前やまだ年齢の小さなうちから、ある程度のルールと適度な使い方を身につけさせておくことが重要です。そうすれば、その後成長してからもそれが当たり前になるはずです。
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